2012年7月30日、上海散策――豫園と東方明珠塔

コスタ・ビクトリアは、早朝、上海の宝山クルーズターミナルに入港しました。朝、目が覚めると、船はすでに着岸済みで、私たちの右舷側とは反対の左舷側に着岸していました。このため、ターミナルの様子はベランダからは見えませんでしたが、宝山港に停泊する多数の船が見えました。

事前に宝山クルーズターミナルについて調べるなかで、この近くの呉淞口が、上海事変の際に日本軍が上陸し、激しい戦闘が行われた場所であることを知りました。それから約80年後、同じ場所を観光客として訪れることに、複雑な感慨を覚えました。時間があれば呉淞口周辺も歩いてみたいと思っていましたが、今回は、その機会はありませんでした。

上海・宝山クルーズターミナル付近に上る朝日。沖には多くの船が停泊していました。
コスタ・ビクトリアから望む宝山クルーズターミナル。右手にターミナル施設、沖には多数の船が見え、その向こうに上海の市街地が広がっていました。

クルーズ会社の寄港地観光ツアー(エクスカーション)に参加しました。最初に豫園を訪れ、昼食後、東方明珠塔に上りました。その後、南京路を散策し、船に戻りました。

宝山クルーズターミナルには、上海市内観光へ向かうエクスカーションのバスが並んでいました。ターミナルは市内中心部から離れているため、個人で観光するにはやや不便な場所です。
最初に訪問したのは豫園です。豫園は池や楼閣、回廊、奇石などが複雑に配置された中国庭園でした。ただ、事前の知識がほとんどなかったため、個々の建物や庭石の意味まではよくわからず、案内に従って園内を歩きました。
昼食後、1994年に完成した高さ468メートルのテレビ塔、東方明珠塔を訪れました。完成当時は、トロント、モスクワに次ぐ世界第3位、アジア第1位の高さを誇ったテレビ塔です。特徴的な球形の展望施設がひときわ大きく見えました。
東方明珠塔の展望台から望む黄浦江と上海市街。川には遊覧船や貨物船が行き交っていました。
展望台から望む浦東の高層ビル群。上海環球金融中心と金茂大厦の間では、上海タワーが建設中でした。
東方明珠塔を見学した後、南京路歩行街を訪れました。通りの両側には商店や大型看板が並び、多くの買い物客や観光客でにぎわっていました。

コスタ・ビクトリアの上海出港は午後6時30分でした。その少し前、博多港でも見かけたボイジャー・オブ・ザ・シーズが、先に上海を出港していきました。

博多港でも見かけたボイジャー・オブ・ザ・シーズが、コスタ・ビクトリアより一足先に上海を出港していきました。